2008年9月30日火曜日

経験不足によるマイナス思考や完全主義に取り組んだ

ひきこもりから脱した当初は、ひきこもり特有のマイナス思考を背負っています。マイナス思考は自動的に出てしまうことが多く、考えや感情を支配して、行動を後ろ向きにします。

ひきこもりから脱した後は、少しずつ自分のマイナス思考に気づいていきましょう。自分の思考・行動・感情に気づく中で、人生が少しずつ前向きになる可能性があります。

「マイナス思考」は、次のような特徴を持っています。

(1)悪い予測だけが膨らんでしまう。
(2)確認しないで、他人の考えを決め付けてしまう。
(3)出来事の成り行きや結果を自分のせいにする(親のせいにする)。
(4)ちょっとしたことから、すべてをダメだと決め付けてしまう。
(5)物事の悪い側面しか見ない。
(6)自分に悪いレッテルを貼ってしまう。
(7)自分にだけ厳しい基準を課して、自分は脱落してしまったと思い込む。

「完全主義」が多いことも、ひきこもりの特徴です。完全主義は、「ひとつがダメなら、すべてダメ」とするような極端に二分してしまう思考パターンです。

「完全主義」と同じ意味の言葉は、完全壁・完璧主義・〇X思考・白黒思考・二者択一思考・二分思考・全か無か思考・竹を割った性格・杓子定規など、数多くあります。

完全主義的な思考は、単純すぎて、適応の幅を狭くしてしまいます。

完全主義的な思考は、ひきこもりだけでなく、うつ病・自殺・摂食障害・強迫性障害・社会不安障害・心身性障害・高次脳機能障害・など、多くの疾患に見受けられます。

完全主義を乗り越えるためには、それを打ち崩すアイテムを覚えて、手がかりにすることが手っ取り早いと言えます。

「完全主義をゆるめるためのアイテム」は、次の通りです。

(1)〇Xに△を加えよう。
(2)ベストでなくベター。
(3)先延ばしにしよう。
(4)要求水準を下げよう。
(5)55%でOK。
(6)優先順位をつけよう(今日中・今週中・今月中・今年中)。
(7)あるべきでなく、あるがまま。
(8)シュミレーションをして、結果を複数予測しよう。
(9)うまくいかなかったら教訓を得よう。
(10)うまくいかなかったら勇気をたたえよう。
(11)あいまいさを受け入れよう。
(12)いい加減で生きよう。

これらのフレーズを頭に残しておくことが、判断に困った場合などに効いてきます。それまでの考え方を見直すきっかけになるのです。

中垣内 正和(著)『ひきこもり外来』から要約しました。

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