2008年9月19日金曜日

ひきこもりの間は、身体の不調にも心の不調にも耐えた

ひきこもり中には、家族との交流は最小限となって、当事者の心身の状態は、把握されにくくなります。気分の憂うつ・不安など内面の心理状態を周囲が知ることは、困難になります。

「若いから」という先入観から、身体の状態が周囲の関心と注意をひくことは、ほとんどなくなります。「ひきこもりの身体疾患」は、最も注目されにくい領域と言えるのです。

ところが、20代・30代の年代でも、さまざまな形で、心身の健康を損なっているさまが観察されます。不自然な生活を重ねているのですから、長期になればなるほど、体力の低下から健康を損ねている可能性が大きいのです。

コミュニケーションが途絶え、自らの心身の不調を伝えにくい状況で、彼らが心身の不調に対して取る自衛策は、「何もしないで我慢する」か「我流の対応」を取ることです。

憂うつや不安に対しては、寝ることや感じないようにすることで、自然な回復を待ちます。

中垣内 正和(著)『ひきこもり外来』から要約しました。

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