ひきこもりから脱した当初は、ほとんどの人が体力低下をきたしています。
身体症の経験のある人は、短期間で人間の体力がいかに落ちやすいかを知っていますが、ひきこもっている時は、運動することはほとんどないのです。
筋力トレーニングなどを開始したとしたら、それは社会へ出る準備とみなせるほどです。
ほとんど家の中で過ごし、特に個室に閉じこもる場合には、運動不足から筋肉がやせ細ってしまいます。
そこに、食事の偏りが重なって、非可逆性の病気を発生することがあります。ビタミン不足や日照量不足から骨がもろくなって骨折することもあります。
栄養不足による栄養障害から、衝動的になったり、気分が落ち込んだり、妄想的になったりすることもあります。
ひきこもりから脱した時には、ウォーキング・筋肉トレーニングなどを意識して行なうことが必要ですが、居場所の仲間とテニス、サッカー、キャッチボールなどができれば最高です。
「就労セミナー」の大切さは強調されても、食事と運動の改善によって「体を作ること」の大切さが語られることが少ないのが実情です。
体ができていれば、バイトに挑戦した時に、長続きする可能性が高くなります。
中垣内 正和(著)『ひきこもり外来』から要約しました。
2008年9月29日月曜日
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