2008年8月26日火曜日

父親の過剰圧力

父親は、過剰な圧力を子供にかけていないかを、振り返ってください。
特に、「世間体を気にしすぎる」父親には、過剰圧力の傾向がみられます。

1回のお説教でいいところを、3回も4回もお説教してしまう。くどくどと、強圧的に、感情むき出しにしてしまうことはありませんか?

親は、それを「叱咤激励だ」と言い訳します。しかし、親はそのつもりでも、子供は「激励」と受け取るでしょうか?

強圧的な叱咤は、当事者にとっては「恐怖」そのものです。恐怖によって、気持ちはますます萎縮します。ひきこもり当事者にしてみたら、強圧的に叱られるほどに、ますます部屋にひきこもりたくなります。

親の叱咤が、愛情表現ではなく、「怒り」の表現となっていないでしょうか?

親の怒りを感じ取った当事者は、2階の自宅で震えていたり、PTSD(恐怖心がよみがえる)になったりするのです。

強圧的な親の元で長年ひきこもった若者に、入院後に身長が伸びる不思議な現象が観察されました。彼らがいかに委縮していたかがわかります。

父親は「小言」のつもりで言ったとしても、受け取る当事者には「大ごと」になっていることが多いのです。

どんな叱り方にしろ、威圧タイプの父親は、本気で関係を改善するつもりなら、一度は当事者に謝る必要があります。

内容の成否はともかく、威圧自体が当事者を傷つけているのですから、「とにかく謝ること」が必要とまります。

なぜなら、謝る行為自体が、事態の改善に大きな影響を与えてくれるからです。謝罪が必要であった具体的な理由については、その後じっくり考えて、後でうなずけば良いのです。

中垣内 正和(著)『ひきこもり外来』から要約しました。

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