親として機能できるためには、不登校がそうであったように、これまでと違ったやり方で、ひきこもりと向き合えるようになることが必要です。
このように言うと、「引き出し業者」に強制的な連行を依頼して、拉致監禁を容認する親もいるのです。そうした強硬な手段によって引き起こされた事件は、過去に数多く発生しています。
不幸にして命を落とした若者もいます。合法的な手段であっても、施設に強制的に収容された結果、統合失調症を発症したケースも報告されています。
強制的な方法に頼りたい気持ちはよく理解できます。それだけ親も切羽詰まっていると思われますが、強制的手段だけでは問題は解決しないのです。
それでは、どうしたらいいのでしょうか?
まず、今までのやり方に誤り・偏り・限界があり、結果として無力であったことを振り返ります。
次に、それまでの「親子の間の距離の取り方」を変更する作業を行います。
それは、夫婦間の距離を近くすることにもつながります。
原則は、「近すぎた距離は遠ざけ、遠すぎた距離は近づける」ということです。
次回から、「距離を見直すためのヒント」を4つご紹介します。
中垣内 正和(著)『ひきこもり外来』から要約しました。
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