2008年10月14日火曜日

人生は、いつからでもスタート

私は、飲酒が進んでアルコール依存症になってしまい、入院した後に落ち込んでしまった患者さんに対して、「人生は、いつからでもスタート」という言葉で励ましてきました。

実際、この言葉は、過去を悔やみそうな人たちが、うつ病に陥るのを防止する上で、とても有効であると思われます。

それまでの人生を無意味で取り返しのつかないものとして悔やむ発想は、「後の祭り思考」(木村 敏)として、うつ病の心性の特徴とされてきました。

ひきこもりの当事者にも同じ危険性があります。この心的状況をどう乗り越えるか?それが、「人生は、いつからでもスタート」であり、「初めに希望ありき」という言葉なのです。

そのことを当事者に伝えることで、当事者は希望を抱き、前向きに、ひきこもりと対峙することができます。その上で、治療を始めるやり方が、ひきこもり問題の解決に有効です。

中垣内 正和(著)『ひきこもり外来』から要約しました。

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