異性には、少しずつ勇気を出して話しかけるようにします。異性は、社会の半数を占める存在なので、異性との会話ができることには大きな意義があります。
好きな異性ができると、心がときめきます。人生がバラ色に見えたり、相手のちょっとした動きが気になって、胸がいっぱいになったりします。これは、ひきこもっている間にはなかった体験であり、初めての体験であったりします。
異性の存在が気になる体験は、人間が人間であることを示す自然な体験ですから、気持ちを押し殺してしまう必要はありません。社会の半数は、異性によって構成されていますから、気になった異性は、その代表と言えるのです。
そして、あなたは、男性(女性)の代表なのです。ひとりの異性と会話や交流ができることは、異性全体と交流できることになります。まずは勇気を出して、ときめく心でおしゃべりなどを続けることです。
相手の気持ちを引き付けるためには、気持ちを表現できることが必要になりますが、居場所などでの経験を重ねていると、その訓練は行なわれていると言えます。
異性にアピールするためには、前向きに生きていることを感じさせる必要があります。マイナス思考や完全主義を少しずつ軽くしておくと良いでしょう。
男性が居場所などで好意を抱いた女性にアピールするためには、就労セミナーや就労訓練に参加する姿勢が必要になると言えます。
バイトなどの就労に慣れていくことは、異性を振り向かせる条件のひとつになります。そのためには、最小限の体力・筋力が必要になってきます。
親世代のように「男性に収入があること」を絶対条件にすることは誤りですが、少なくとも就労の可能性を示すことは有利な条件と言えます。
恋愛をきっかけに、相互が就労などの社会参加を試みる勇気を得ることは、すばらしいことです。女性の場合は、結婚・出産・子育てが、きわめて大切な社会参加となります。
「女のために生きる」と明言して、恋愛をバネに必死に働き出した元当事者も少なくありません。「好きな異性や家族を守る」ために必死になって働くことが、多くの人の生きがい・張り合いなのです。
中垣内 正和(著)『ひきこもり外来』から要約しました。
2008年10月6日月曜日
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